一生に一度の冬

Date:
February, 23rd 2021

海外からの訪問者が減り、国内の他のスキーリゾート同様ニセコにも難しいシーズンとなったこの冬。その反面、まるで10数年前に戻った様な静かなニセコで、この冬にしか味わえない素晴らしい部分があります。

ニセコユナイテッドは4つのリゾート全てがオープン。人の気配が消えてエセリアルにも見える景色の中で、ニセコの山々に降り続く最高のパウダー。2019年のコロナ禍でそのままニセコに残った数少ない外国人、地元に住むパウダーハウンド達と、そしていつもと違うこの冬に初めて、または久々にニセコに来るチャンスが到来した人という数少ない訪問者だけが体験できる、夢の様な世界を創り出しています。

そんな中で、この冬ニセコに残った特徴的な外国人3名の現在を取材してみました。

 


Evan Wilcox

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ニセコで過ごす冬: 6回目
出身国:アメリカ合衆国
職業: Niseko United Digital Marketing

コロナ発生前の自身のプランはどんなものだった?

数年前からニセコに通年で住んでいますが、冬以外は国内外を旅行することが大好きです。コロナが発生する前はアラスカでのヘリスノーボード旅行の計画があったし、2019-20シーズン後に東南アジアを周遊するべくタイへの航空券を既に購入していました。このパンデミックが、今はホームと呼べるこの北海道の中で旅をしてその美しさを深く知り体験する機会を与えてくれました。
年間を通して北海道で住むことに大きな喜びを感じています。

ニセコでのこの冬の感想は?

短く言うと、この上なく最高。 この12月は特に、一度始まったらもう休む暇がないぐらいの雪でした。 ほぼ毎日、新しい降雪が山をリセットして、ボトムレスのパウダーを楽しめた。 1月に入ると、たっぷりのパウダーの翌日に晴れ間が入ったりとすごくいいサイクルに。 スノーボーダーにとっては夢みたいな日々でした。 2月になってもまだ大雪がドバっと来ては晴れ間がのぞく、パーフェクトなパターンが続いています。なによりも、ゲレンデに人が少なく広々と遊べること。午後3時にフレッシュなパウダーがリフトすぐに残っている状態で、パウダーの日でも慌てて準備をして競ってリフトに向かう必要がない。このシーズンは、ニセコのテレインの新しい発見をたくさんできる冬でした。

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この冬を特別なシーズンにしている一番の要素は?

長らく地元に住み着いているライダー達は皆、この冬はまるで過去へのタイプスリップのような感覚だと言っています。特に季節の初め頃は旅行者はほとんどいなかった。自身もこのシーズンは一生に一度の思い出深いものになるだろうと思っていて、一瞬でも逃さないように毎日大事にライドしています。この様な大変な時勢に、自分が一番好きなことを最大限に楽しめる幸運に、とても感謝しています。

他に何か伝えたいことは?

世界中どこを見ても前例のない苦しい時期を、皆で乗り越えられることを願っています。前を見てがんばりましょう!

Evanのニセコスノーボードライフをフォロー: @evanwilcox


Toshi Pander

ニセコで過ごす冬: 10回目
職業: Professional Photographer/Videographer
出身国:ニュージーランド/日本

コロナ発生前の自身のプランはどんなものだった?

いつも通り冬から冬へと移動する予定でした。オーストラリアのHothamでシーズンを過ごすはずが、オーストラリア入国できなかったので、過去9年間で初めて夏の日本に残った。

Toshiはニュージーランドと日本のハーフで、ふたつの国を行き来して育ったと聞いています。コロナ禍の日本はどんな感じがしますか?

普段日本に住んでる時は静かな感じがします。静かすぎるぐらい。
今回は、コロナ発生後にニセコから自分の国に帰った人たちが口を揃えて言ったことがあります。「ニセコではどれだけ自由に動けたかということに、今になって驚いてる」。北海道に残った自分が、感染予防に気を付けてさえいれば自由にこの大地の広々とした自然を感じて過ごせたかと考えると、本当に幸運だった。

ニセコでのこの冬の感想は?

皆さんこの質問への答えはもうご存知かと思います。ニセコに来れてない人はこの答を聞かないようにしているかもしれませんが...、けっこうスペシャルな冬ですね。質の良い雪と人の少なさのコンビネーションで、おかわり自由なパウダースノーのビュッフェみたいです。いつもより静かな町と山が、この場所の美しさと自然の雄大さをあらためて思い出させてくれます。プロのフォトグラファーとしてはこの冬は全て夢の様な感動で、中にはリアルとは思えない作品が生まれました。

他に何か伝えたいことは?

皆さんこの大変な状況ですが、先はきっとよくなると思って乗り越えていこう。もっといいパウダーがその先にあるっていうのと同じ。ニセコはいつでも皆さんを待っています!

Toshiのニセコスキーライフをフォロー: @toshi_pander


Jimi Oertli

ニセコで過ごす冬: 6回目
職業: Sales/Ski-Tech at Niseko Sports
出身国:フランス

コロナ発生前の自身のプランはどんなものだった?

はっきりと決めてはいなかったけど、まずは東南アジアでのんびりホリデイを楽しんで、この数年フランスの家族や友達とゆっくり過ごしていなかったので、その後はフランスに戻る予定でいました。でもこのコロナ発生で日本に残ることになった。

1年を通して日本に住むってどんな感じ?

思いがけず初めてここで夏を過ごすことになったけど、すごく良かったです。夏の北海道は楽しいことがいっぱいあって、天気にも恵まれた。いっぱい出かける為に週3日だけ近隣の農家でバイトをして、あとは北海道を探訪して周りました。感染対策もあって主にアウトドアで、いい波を求めてドライブしたり、登山したり、行った先でスケートして遊んだり、とにかく最高でした。

この冬どれぐらいライドした?

いっぱい。トゥーマッチなぐらい。とにかく休む暇なくパウダーがあったから。こんなにユニークな体験は本当に今だけだと思います。世界的にパウダースノーで有名になったみんなの憧れの場所で、仲間とこんなに広々使って自由に遊べる。12月も1月も、ずっといい雪が続いて、本当に毎日、1日中楽しくて止まらないぐらいです。

他に何か伝えたいことは?

世界中のみんながこの状況下でも小さな喜びを見つけて大切に楽しめるといいなと思っています。いつも助け合える周囲の人たちに感謝しています。

Jimiのニセコスノーボードライフをフォロー: @jimi_yuki_oertli


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